掃海艇入港

織田がマグロ船上の人になってしまったので、代わりに葛城が記します。

葛城は、第一桜丸と漁船団が尖閣諸島に向けて出港するのを取材するため(そもそもは、一緒に尖閣海域まで行く予定だったのですが……)7月1日〜5日まで石垣に滞在していましたが、ちょうど入れ替わりに機上の人になってしまったため、以下、現地の方からの情報提供を受けての記述です。


昨日9時、石垣港E岸壁に海上自衛隊沖縄基地隊の掃海艇2隻(あおしま、ししじま)が入港しました。


これに対し、平和を守る八重山連絡会議などの反対者約20名が「掃海艇入港反対」、「先島に自衛隊はいらない」と抗議行動を行った一方、自衛隊協力団体(八重山防衛協会八重山自衛隊父兄会・八重山支部隊友会など)約40名が「自衛隊賛成、がんばれー」、「自衛隊のみなさんありがとう」などと日の丸の小旗を振りながら、歓迎と激励の意を表しました。



一方的に反対派が気炎を上げていた前回とは対照的に、今回はむしろ反対派が小さくなっていたそうです。

今回の入港は、9月1日の防災訓練に向けた調整目的でしたが、F15行方不明の知らせを受け、12時までに石垣港を出港していきました。

葛城は6月からのべ3週間ほど石垣に滞在しましたが、中山市長になってだいぶ保守の流れが強くなったとはいえ、まだまだ市民の日の丸への思いは複雑なのだとと実感することが多々ありました。
そんな中、こうやって少しずつでも国防を担う自衛隊への理解が浸透するとともに、尖閣問題はじめ国の安全保障を真摯に考えてくれる人が増えるといいなと思います。
今回、日の丸をはためかせた漁船団が尖閣に向けて出港していったことは一部のみなさんには衝撃的だったようですが、日本人として誇りあることなのだと胸を張ってもらえるような世の中にしていきたいものです。
少なくとも私は、日の丸を背負って漁に出た海人たちを心から誇りに思っています。