センカクモグラ
東京から葛城です。
昨7月14日、東京で「センカクモグラを守る会」(発起人・アルピニストの野口健氏ら)のシンポジウムが開催され、出席してきました。
冒頭、城内実議員から、「本日、『センカクモグラを守る若手議員の会』が発足しました」と発表があったのもサプライズでしたが、それ以上に、尖閣の地主の栗原さんが参加されていたのにびっくり! それも「自ら」お越しになったそうです。
全体の流れとしては、野性化したヤギによって如何に生物多様性が脅かされているか、アホウドリをはじめとする鳥たちが今どうなっているか、外資に脅かされる日本の森林などについて、それぞれ専門家がスピーチした後、パネルディスカッションが行われました。
なんといっても心に残り、舌を巻いたのは、野口さんのバランス感覚の良さでした。「我々の目的は、調査のための上陸」と明言しながらも、「共感を得なければ自己満足で終わってしまう」として、まずは領土問題以前に「奇跡の島である尖閣について、もっと知ってほしい。その上で、どう守るか」と話されていたのが印象的でした。野口さんが、生物多様性を前面に出した、そういうスタンスだったからこそ、栗原さんも自ら参加されたのだと思います。
富士山の清掃活動を始めた時も、最初は参加してくれる人もほとんどいなかったそうです。が、現実の活動が広がってくると、そこに環境省が後から付いてくる形で流れができていったとのこと。そのようにして、「じわりじわりと、でも、したたかに」この運動も広げていくと話されていました。
これでご縁ができたので、以後、いろいろな形で連携できたらなと考えています。
魚釣島、上陸環境調査実現のための署名 http://www.shomei.tv/project-1718.html